しばらくはGW話題ということで、2日の宵宮から5月4日(金)南部神社例大祭へ
この日は朝から雨降り、私的スケジュールでは、午前中は蔵の道広場で開催される「人千人お花見」での
郷土芸能共演会を見て、午後からは例大祭へとなるはずでしたが、
天気予報以上に猛烈な雨となり、結果的にイベント中止
某しし踊り関係者から例大祭には行くとの連絡を受け、出撃!
あれほど降っていた雨も小雨になり、まずは拝殿にて神楽の奉納からスタート
飯豊神楽さんです
遠野山伏系神楽に分類されるので岩戸開きから
早池峰系では鶏舞に当たる御神楽(みかぐら)
近年は三人の女性で踊るのが定番
岩手県沿岸部には女性だけで演じる神楽が出てきていますが、
ここでは男性だけでなく、女性も多くの演目を習得している稀有な神楽となります。
飯豊神楽さんが終わる頃には雨も止み、青空になってきたということで野外で。
2日の宵宮、3日の遠野座夜神楽に続き、上宮守神楽さんの登場で、まさかまさかの同一演目。
そのまさかで、三日連続で観ていた人は他にいなかったはずなので、其々の場では充分堪能できたとは思います。
今年のこれ以降の出番が楽しみです!笑
続いて、土淵獅子踊りさん
頭には鍋倉神社とあり、幕は向い鶴紋
明治12年の八幡神社例大祭で遠野南部家からこの幕を拝領したと云われています。
八幡神社とは遠野郷八幡宮を指すと思われますが、鍋倉神社の頭の表記を考えると、
南部神社は鍋倉神社として明治15年の創始で、昭和19年に現在の社名になっていることから、
明治15年以降昭和18年までの間に土淵しし踊りが南部神社に奉納するようになったと推定できます。
土淵獅子踊りは江戸時代末期に同町にあった柏崎しし踊り、足洗川しし踊り、和野しし踊りが収斂され、
現在の土淵獅子踊りになり、踊り方は駒木鹿子踊りから張山しし踊りの系統に変わったと云われます。
土淵町にはこの獅子踊りの他に似田貝神楽、飯豊神楽、山口さんさが残っております。
どこでもそうですが、親子揃って出演する家もあり、
芸能がつなぐ家族の絆を感じます。
この日、神社へ行くと伝えてくれた土淵獅子踊り関係者に感謝!