カヤ葺屋根と一口で云っても、棟(屋根のてっぺん)の形は色々です。
交流会が行なわれたみちのく民俗村の旧小野寺家の棟は木製?の小屋根付きです。
同じタイプで遠野にあるものの代表は千葉家住宅となりますが、
一般的なのは、土淵町山口の水車小屋に見られる箱棟かと思います。
棟にヤマユリが咲いたり、ボールが載ったりしている風景を記憶している人もいるのではないでしょうか。
さて、交流会の其の参
綾内神楽さんの三韓舞です。
神宮皇后は住吉大神の神託により、竹内宿禰を総大将として三韓に遠征し、平定することになりますが、
最初に出てきたのは神宮皇后
(出演者が少ないと、私にも理解できます 笑)
三韓に渡った竹内宿禰
空中戦を交えた三韓王との激しい戦いとなり、後半にくずし舞で終わりです。
戦いの舞が終わった後は、石鳩岡神楽さんの天女舞
岳神楽系では天細女命(あめのうずめのみこと)という設定
とらり、とらりと~
女舞と呼ばれる優雅な舞いです。
替わって、平倉神楽さんの悪神退治の舞
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が豊葦原の中津国に降臨しようとしますが、
悪神悪鬼が国土を悩ましているために天穂日命(あめのほひのみこと)を派遣。
ところが三年経っても戻らず、武甕槌命(たてみかづちのみこと)と経津主命(ふつぬしのみこと)を遣わし、
悪神悪鬼を追い払ったという話だと、早池峰神楽鑑賞ガイドにはありました。笑
例により、赤面と緑面が誰と誰だかわかりません。笑
武甕槌命(たてみかづちのみこと)と経津主命(ふつぬしのみこと)でしょうか・・・
二人対一人の戦いということは、奥の一人は悪神悪鬼の類?
最後に、くずし
最初に物語の説明があると見る目が変わりますが、登場人物と舞手の組み合わせを考え始めると、
良いシーンを逃がしてしまいます。笑
この交流会では出番以外の時に、こうして皆さんが見学していますが、何とも良いものです。