震災の翌年から被災された方に関係する仕事の末端を担ってきましたが、
数日前、仕事で縁ある大槌町の方の3.11の話を初めてお聞きしました。
なるべく、その話題には、ふれないようにしていましたが・・・。
あれから6年目の遠野では空いた仮設住宅の解体工事が始まっています。
仮設及びみなし仮設から遠野にとどまるという判断をされた方々がいることから、
市では公営住宅を新たに建設する判断をしたようです。
少なくとも現在「希望の郷」に住んでいる方々がバラバラにならずに済むよう、希望したいところです。
陸前高田市
高田松原付近では、防潮堤がだいぶ出来上がってきました。
10mを越えるかさ上げが終わった場所では、商業施設の工事が急ピッチで進められ、
山を造成したあちらこちらには新しい住宅が建ち並んでいました。
震災遺構になるかもしれない集合住宅の廻りもかさ上げが進んでいます。
ちなみに、この建物の5階フロア辺りの14.5mが津波到達ライン
大船渡市
防潮堤も進んでいますが、それ以上に目につくのが業務系が建つと思われる場所での工事
関係車両が引っ切り無しに通るので、なかなか道路に停車できませんでした。
釜石市唐丹町三鉄唐丹駅付近では三陸道の高架がつながっていました。
R45の向こう側にあった小学校の建物は解体され、さら地。
唐丹町小白浜では、高台の住宅地を守る新しい擁壁や学校も完成
同町本郷では、元の上に新たな防潮堤が建設されています。
住宅地の海から一番奥では盛土した上に公営住宅や一般住宅が建ち並びました。
釜石市平田
釜石商業高校のあった場所の下流ではかさ上げが急ピッチで進み、
終わった場所から住宅が建設されています。
釜石の市街地では市民会館の工事が進んでいます。
釜石市鵜住居
鵜住神社隣接地は山のようなかさ上げをした上に学校が建ち、R45周辺には公営住宅が。
大槌町
旧役場庁舎周辺の造成も終わり、建物の工事が始まっています。
現役場の南側、上町周辺は造成が終わった場所から建物が建ち始まるようです。
三鉄に移行するJR山田線の工事はこれから。
城山体育館のそばには納骨堂が完成し、おそらく今日、ここで式典があるのでしょう。
本業で10世帯以上の方々の再建を見てきましたが、かさ上げした元の場所に戻った人、
同じ町ながら別な地域に移った人、全く別な町に移った人、様々です。
また、首を長くして、再建できる日を楽しみしている仮設の世帯もありますが、
仕事とは別に人情をもって関われればといつも思うのですが・・・。
3.11に思う言葉
大震災で亡くなられた方々、行方不明の方々のご冥福をお祈りいたします。