毎年、お盆前までの一ヶ月は、その他に比べ仕事も忙しく、神社の例祭が重なる時期でもあります。
黙って仕事をしていればいいものを・・・
昨晩は告知どおりに宮守町塚沢へ!と云う事で、塚沢早池峰神楽さんの宵宮へ出撃です。
例年だと神社境内で神楽が奉納されるのですが、別当さんの家で不幸があったことから、
近所の民家での神楽となりました。
まだ明るい午後5時30分、打ち鳴らしからスタートです。
右端の権現様は上郷町の平倉神楽さんが明治時代に塚沢から頂いたものだと云う事で、里帰りです。
お顔を拝見すると耳その他も違うようで、「遠野の民俗芸能シシ・シカゴンゲン遠野のしし踊りをめぐって」
に掲載されている権現様を観ると、土淵町の文殊権現に似ているように思います。
伊藤会長の挨拶の後、
鶏舞から
四人鶏舞
先日の大出早池峯神社宵宮でも四人でしたが、そばに居た東和町の方々は、うちの方では
四人で舞う機会が少ないというようなことを話していました。
おそらく出演機会が多く、演目も多数ということで、人のやりくりが大変だということなのかもしれません。
遠野の神楽もそうなる日がくればいいですね!
式舞どおりに翁舞
この辺りから、お客さんに飲物が振る舞われ、隣りでは熊肉の燻製?も持ち込まれ、
お裾分けして頂き、これまた、美味!
出演前に酒宴 笑
安定した塚沢の会長の舞いでした。
この日、始まる前にお見せ頂いた平倉神楽さんの書物
明治34年旧正月に始めるとあります。
4回に渡り、指導を受けたことが記してあります。
最初に塚沢から平倉に指導した時の先生方の中に伊藤善右エ門とありますが、
以前の宵宮で使用した側幕の名前を確認すると同じ人。
この幕は明治42年、当時の甲子村小川の方々の浄財をメインにして作られたもので、塚沢の隆盛のほどが伺えます。