昨日、親父を運転手代わりに使った娘と一緒に選挙に行こうと思っていますが、まだ起きてきません。
時間は有意義にと云う事で、宵宮其の参へ
十二番 岩戸開き 大出早池峰神楽さん
式舞の最後、式六番となります。
出だしの衣装等は翁舞と同じ。
翁舞では天常立尊、岩戸では天恩兼尊ということで登場する神様が違います。
天恩兼尊とは?・・・もしかして思兼神のことでしょうか?
ウィキベディアには八百万の神に天照大御神を岩戸から出すための知恵を授けたと。
ちなみに大迫系では天児屋根命が祝詞を奏す場面になっているようです。
物の本によると、多力男尊、大日霊女尊、鈿女命が登場。
大日霊女・・・見慣れない名前です。本地垂迹説では天照の本地は大日如来になっているようで、
神仏習合の様子がうかがえます。
面をはずして、くずし
昨年とは違うメンバー構成です。
と云う事は、それだけ練習を積んできたのでしょう。
誰も舞台から落下することなく、無事、終了。笑
十三番 五穀舞 大出早池峰神楽さん
初めて見たような?
天熊人命と稲荷大明神
保食の神を稲荷さんとして、その使いを狐としたことを話しています。
五穀を守り申すべし、千代の御神楽を奏すべし~
食べ物の始まりを教え、それに感謝する気持ちを表現したものとでも云いましょうか・・・
どの演目でも大出系と大迫系で、決定的に異なるのは、面をはずしてからのくずし舞だと思います。
テンポが速くなり、力強さを感じる大迫系に対し、大出系は、ほぼ単調でしなやかと云った具合。
十四番 おだまき(苧環) 大出早池峰神楽さん
糸を巻いて玉状・環状にしたものが苧環
大迫系では美しい娘で、大出系では女郎
夜は出歩くが昼には姿を見せない男と契りを結んだ女郎という事ですが、
女郎の元へ通う男は、そもそも夜、行動するのでは?などと不躾な・・・笑
うちの夫は昼、何をしているのでしょう?何者なの?と心配しながら舞います。
その夫の着物の裾に糸をつけ、手繰り寄せたところ、夫は化け物
あら、大変! 元の姿に戻っておくれ~!
うちの時々愛妻も、そう思っているのかもしれません。笑
ところで、
この苧環の出だしで気になったのが、一点。胴がトリラと云っていましたが、
トリラと云うのは天女舞だけでしか、聞いたことがありません。