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Channel: 「遠野」なんだり・かんだり
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2018 遠野さくらまつりと遠野城下町割図

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今日は連休の中休み?中仕事?でしたが、気温も20℃を超え、日の当たらない案内所にいるのは苦痛でした!笑

まずは、世の中GWということで、例年5月開催の遠野さくらまつり話題から・・・

 

そのさくらまつり

今年は桜の開花が早くなるということで4月29日(日)に変更となり、

釜石市唐丹町の天照御祖神社の式年祭(さくらまつり)へ行けませんでした。涙

 

前日は自宅のある地域のお花見で、二週続けてのジンギスカン!

頭スッキリという状況でもなかったので、カメラの設定を確認しないままで挑んだ結果、ブレブレの連発。

 

期待していた郷土芸能も大工町の遠野太神楽のみということで気分は下げ下げ・・・

 

とは云え、IBCアナウンサーの菊池雪見君、見たさに・・・汗

「祝!菊池雪見公、御国入り!」の横断幕でも持っていてば良かったと、少しだけ後悔・笑

 

馬上から、懐かしい顔を見つけては、良い笑顔で応えておりました。

 

また、行列には、雪見アナが高校時代にお世話になったであろう通称「鬼の昆」先生が医者役

理系に進んでも、百人一首を覚えさせられたのには苦労しました。笑

 

そして、本日は、

 

遠野城下町割図

遠野市立博物館で展示中です!

手持ち資料とは、また別な地図で、仕事をさぼって見に行った甲斐がありました。笑

そのついでに図書館にも廻り、またまたひとつ勉強ができました。

前回にも取り上げましたが、二城代制時代の城下諸氏屋敷にいた人物で、今回は

高屋四郎左衛門

阿曽沼興廃記では、遠野から大阪冬の陣へ出陣した人物で遠野小組と呼ばれた中に

高屋四郎右衛門とあります。

平成24年発行の私本阿曽沼興廃記には、高屋を「たかや」と読み仮名がふられていますが、

南部藩関係の近世こもんじょ館の家臣名では、「こうや」とあります。

どちらの「高屋」も同じ一族だと思われますが、読みの違いが生じるのはなぜ?

八戸直栄公が遠野に移るまでの間、後の沢里屋敷に居た人物です。

 

現在の遠野市民センター周辺

南部藩参考諸家系図の高屋氏を見ると

三位兵庫頭源頼政二男を祖とし、高屋八郎右衛門、高屋左近などの代を重ね、枝分かれする中で

系図に記されてる内容が一致しないものが多くありますが、

高屋豊前守則氏、江刺兵庫守に仕りて江刺郡内に5,000石の地を領し、井手高屋城に居。

元亀元年葛西時胤伊達輝宗と合戦の時、則氏勇戦して輝宗の子政宗軍を破る

その則氏の弟は、恒忠で後の下河原玄蕃。もう一人の弟は恒氏で、後の及川左馬之助、八戸御家中の

及川惣八郎の祖とあります。

また別系では、高屋四郎左衛門、天正19年母と叔父諸弟等と共に閉伊郡遠野に移り居。

弟は及川覚右衛門、八戸へ住す。

もう一人の弟は、中津山安右衛門(中津山某の養子)、さらにもう一人の弟は及川理右衛門、八戸に住す。

また別系では、左近則政二男、高屋四郎左衛門恒春、重直公の時、故有りて禄収られ、浪士になりて遠野に住す。

 

御制札を掲示していた場所が明示してあります。

諸系図のある高屋四郎左衛門は、江刺から遠野に居て、三戸・盛岡へと移りますが、

その弟たちは及川理右衛門、及川覚兵衛(後に中津山)となり、

また同じく弟の下川原玄蕃の系統では下川原長蔵、下川原三九郎が遠野に残り、八戸氏の家臣となります。

 

今年の清心尼公は八戸新田城まつりでも同じ役を務めた石藤さんという美人さんでした!

高屋四郎左衛門らが去った後の遠野を丸く治めたのがこの女殿様です。

ところで、

毎年のように入部行列に参加していた髭の金田一さんが見えませんでしたが、元気でしょうか?笑

及川理右衛門と同じ時代に金田一伊太夫という人が八戸家臣となります。

諸家系図では、金田一氏の本姓は武田。四戸支族で、信直公二戸郡金田一村を賜いて氏とす。

武田忠三郎、金田一駿河、金田一右馬助と続き、その子助三郎(与次郎)の子孫八戸弥六郎家臣となる。

後孫、金田一伊太夫と云う。この家、金田一の嫡流にして御黒印と小高帳を伝う。とあります。

 

まだ桜咲く遠野

古くから市(マーケット)を通じて、藩境を越えた人・物の交流をもって栄えた遠野ですが、

人口減少を嘆くことなく、また新たに転居してくる方々で賑わう夢を見たいと思います。笑

さて、さて、我が家のGW、現況では、親父は野放しにされるようですが、天気が・・・

 


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