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Channel: 「遠野」なんだり・かんだり
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鱒沢の神楽

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ここのところ、予報では晴れということで、早起きしています。

ところが、晴れは晴れでも、青空とまではならず、微妙な空だったり・・・。

 

昨日の夜明け・・・晴れてはいるんですけどね~

 

さて、前回は滅多に見られない宮守の幕踊り系しし踊りを取り上げたので、

今回は同様の趣旨で、宮守町鱒沢の神楽。

鱒沢でお馴染みの神楽といえば、大出早池峰系の鱒沢神楽さんですが、

他にもあります。

 

その鱒沢神楽さんと一緒に鞍迫観音白山神社の例祭にお供するのが、

 

白山神楽さん

「はくさんかぐら」と呼ぶのかと思っていたところ、あらためて「遠野の郷土芸能」を

見ると、「はくさんしんがく」とありました。

 

東和町田瀬の向田瀬神楽の流れをくむ神楽で、昭和19年に田瀬ダム建設のため、

移転してきた阿部某氏らによって始められた神楽とのこと。

 

この神楽は、この神社の例祭でしか見られません、おそらく。

 

この神楽を田瀬から伝えた一人が、私の同級生の祖父、そして、現在、笛吹をしているのが、

これまた別な家の同級生。

数年前までは、全く知りませんでした。汗

 

一昨日の松崎の朝

 

前回取り上げた四社合同例祭には、鱒沢神楽さん、鱒沢(高舘)獅子踊りさんの他に

掲示板には大畑神楽とありました。

上の写真の白石神楽さんが通称大畑神楽ということになるようです。

 

白石神楽さんは先の白山神楽さんと同じく、田瀬ダム建設により、鱒沢の大畑に移転した

白山神楽の阿部氏とは別の阿部某氏によって始められたようです。

両阿部氏らが田瀬砥森神社の神楽として演じていたものが、移転によって二つの神楽に。

 

ここの神楽も白山神楽さん同様にこの四社合同祭典でしか見たことがないので、

出番は年一回なのかもしれません。

 

この白石神楽さんは権現舞も。

鱒沢には、別に田瀬の白土神楽から伝承されたという柏木平神楽があるようですが、

何年か足を運びながらも、まだ、実際に見たことがありません。

もしかして中断しているのかも。

 

2014年9月14日、同じ日に重なった四社、小澤八幡ともう一か所に

鱒沢の迷岡駒形神社例祭がありました。

 

ここの神楽が迷岡神楽さん

小澤八幡と下宮守の砥森神社例祭神事で打ち鳴らしをする鹿込神楽さんの地元、

鹿込からお婿さんに来た多田某氏が始めたものです。

 

昭和45年に保存会が出来たようです。

 

が、重鎮が亡くなってから、活動しかねているとのことです。

出演機会が少ないと、伝承する前に次第にできる演目が少なくなり、そのうちに

基本となる「しんがく」すら伝えないうちに活動自体が危うくなる。

そんな団体が新コロでさらに追い打ちをかけられているような気がします。

 

一昨日の青笹町

今週末、快晴の朝が迎えられますように・・・。

 

 


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